「キュロ ディスティラリー」が位置する「ISO KYRO」は、ヘルシンキから北北西に車で約5時間、電車では3時間半の距離にあります。このディスティラリーは、2012年に5人の若者によって計画され、2014年に蒸留を始めた新しい蒸留所です。
1908年に建築され最近は使われていなかったチーズ工場を買い取って作られた蒸留所は、現在 100%フィンランド産ライ麦を使用した、ライ・ウイスキーとジンを生産しています。
蒸留所は、1200リットルの容量をもつコーテ(KOTHE)社の特注のポットスティルを使用し、年間40,000リットルの原酒と30,000リットルのジンを生産する能力があります。蒸留された原酒は、32リットルと64リットルの アメリカン ホワイト オークの樽に寝かされ出荷の時を待っています。
キュロ ナプエ ジンは、2015年に開催されたIWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)のジントニック部門で、150種類のジンの中から世界一に選ばれるなど、まだ若い蒸溜所ながらハイクオリティーな製品を産み出しています。
PRODUCT LINEUP
NAPUE(ナプエ)とは蒸溜所近くの村の名前です。
フィンランド産ライ麦100%のスピリッツをベースに、地元で収穫されたセイヨウナツユキソウ、白樺の葉、シーバックソーン、クランベリーなどフィンランドの豊かな自然をたっぷりと含んだボタニカルを16種類使用。ハーブの豊かな香りと甘味、舌に軽く残るライの後味が特徴です。
JUURI(ユーリ)とはフィンランド語で「根っこ」の意味です。
フィンランド産ライ麦100%使用のライ ウイスキーのニューメイク(樽熟成前の状態)。ニューメイクの甘さと軽いスパイシーなライ麦の香りと味わい。
最初のドライさの後、リコリスの根と軽いタッチのアニスが、フィンランドの伝統的な軽いスパイシーなライ麦パンを感じる前に現れる。
KOSKUE(コスクエ)もまた蒸溜所近くの村の名前です。
フィンランド産ライ麦100%のスピリッツベースのNAPUEにオレンジピールを加え、アメリカンオークの小樽で4ヶ月熟成。フィンランドの夏の森の恵みを含んだジンに、オークとオレンジの香りが加わり、より魅力的に仕上がっています。
VERSO(ユーリ)とはフィンランド語で「芽」の意。
「JUURI=根っこ」であるニューメイクが、アメリカンオークの樽で4ヶ月熟成され「VERSO=芽」へと成長する熟成段階を表しています。
リコリスとアニスを伴ったオーク由来の蜂蜜のあたたかな香り。スパイシーな甘さがアニスと僅かなシナモンハニーを伴って、豊かなライ麦の周りで踊るよう。
KYRO(キュロ ディスティラリー)の蒸留所。廃業したチーズ工場を買い取って蒸留所立ち上げたそうです。
世界一のジントニックのレシピ
IWSC(インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション)で「世界一のジントニック」に輝いたレシピ。
NAPUE ナプエジンとトニックウォーターに、ローズマリーとクランベリーを加えるのがKYRO流です。是非お試しください。